２．グラフィックの描画

(4)文字表示関数

	DrawString	文字列を描画する
	DrawFormatString	書式付き文字列を描画する
	SetFontSize	描画する文字列のフォントのサイズをセットする
	SetFontThickness	描画する文字列の文字の太さをセットする

DrawString

宣言	*int DrawString( int x , int y , char String , int Color ) ;**
概略	文字列を描画する
引数	x , y　 : 文字列を描画する領域の左上の座標 String　: 描画する文字列のポインタ Color　 : 描画する文字列の色
戻り値	０：成功－１：エラー発生
解説	( x , y )が示す座標にStringポインタが示している文字列を Color色で描画します。

サンプル
test1.bmpを透過色有効で表示します

#include "DxLib.h"

int WINAPI WinMain(DXLIB)
{
  DxLib_Init();
  DrawString( 150, 100, "Hello C", GetColor(255,255,255));
  WaitKey() ;
  DxLib_End() ;
  return 0 ;
}

DrawFormatString

宣言	*int DrawFormatString( int x , int y , int Color , char FormatString , ... ) ;**
概略	書式付き文字列を描画する
引数	int x , y : 文字列を描画する起点座標 int Color : 描画する文字列の色 char *FormatString : 描画したい書式付き文字列のアドレス ... : 書式付き文字列に付随する引数
戻り値	０：成功－１：エラー発生
解説	書式を指定することにより容易に数値変数や文字列配列の内容を画面に出力します。 printf関数に準拠しており、文字、文字列、整数、浮動小数の表示が可能です。

サンプル

【文字列を描画する例】 %s

char str[] = "晴れ" ;
DrawFormatString( 0, 0, GetColor(255,255,255), "今日の天気は %s です", str );


【int型整数値を描画する例】 %d

int a=123,b=987;
DrawFormatString( 0, 0, GetColor(255,255,255), "a=%d  b=%d", a, b );


【float型浮動小数点数値を描画する例】　%f

float a=123.4f;
DrawFormatString( 0, 0, GetColor(255,0,0), "%f %.2f", a, a);

※%fで正しく数値が表示されない場合がありますが、これは浮動小数の誤差です。
浮動小数は誤差が含まれていることを覚えておいてください。

SetFontSize

宣言	int SetFontSize( int FontSize ) ;
概略	描画する文字列のフォントのサイズをセットする
引数	FontSize : 描画するフォントのサイズ（およそドット単位）
戻り値	０：成功－１：エラー発生
解説	DrawString関数で描画する文字列の文字の大きさを設定します。フォントのサイズは FontSize で指定したドット数にほぼ比例します。

サンプル

#include "DxLib.h"

int WINAPI WinMain(DXLIB)
{
  DxLib_Init();
  SetFontSize(64);
  DrawString( 150, 100, "Hello C", GetColor(255,255,255));
  WaitKey() ;
  DxLib_End() ;
  return 0 ;
}

SetFontThickness

宣言	int SetFontThickness( int TinckPal ) ;
概略	描画する文字列の文字の太さをセットする
引数	TinckPal : 文字の太さ( 0 ～　9 )
戻り値	０：成功－１：エラー発生
解説	『DrawString』関数で描画する文字列の太さを引数 TinckPal が示す太さに変更します。デフォルトでは 6 になっています。因みにフォントの関係上、１や２の太さの違いでは見た目に影響が出ない場合があります。

サンプル

#include "DxLib.h"

int WINAPI WinMain(DXLIB)
{
  DxLib_Init();
  SetFontThickness(10);
  DrawString( 150, 100, "Hello C", GetColor(255,255,255));
  WaitKey() ;
  DxLib_End() ;
  return 0 ;
}